今話題のアスリートにクローズアップする企画“スポーツ界の注目イケメンに突撃インタビュー”。クロストークを繰り広げたVリーグチーム・東京グレートベアーズの柳田将洋さんと戸嵜嵩大さんのことをもっと知りたい!!という方々のために、ここではそれぞれへのQ&Aをお届け。2人のかけ合いも……♪

もっと知りたい柳田選手の素顔を直撃！

　今季から東京グレートベアーズに移籍加入した柳田さん。チームの本拠地である東京は、まさにご自身の出身地。地元での過ごし方や、ご自身の好みについて、たっぷりおうかがいしました。

Q.東京に戻ってきたという感覚はありますか？

柳田：久しぶりに東京で生活をしているな、という感覚があります。家族や友人から「試合を見に行くね」という連絡があると、ここが地元なんだなと感じますね。

Q.海外でプレーされていた時期もありました。そこで大きな困難にぶつかったとか

柳田：競技人生の中でも、“乗り越えることができた”大きな困難は海外リーグ1年目のドイツでの生活です。特に勉強せずに、それでも「会話ぐらいはできるだろう」と思って現地に行ったら、見事に言葉が通じなくて。文化も生活リズムも違うので、何から始めたらいいの、と面を食らいました。練習会場の体育館を間違えたこともありましたね（笑）。

Q.どうやって乗り越えたのですか？

柳田：ボディランゲージを駆使しながら、とにかく分からないことは必ず聞いて、相手が分かっていそうでも必ず確認することを心がけていました。日本は気遣いの精神が根づいているので助けられる部分はありますが、海外ではそうもいかないので。自分から動いてコミュニケーションを図ることは、日本に帰ってきてからも大事にしています。

Q.大事にしていることでいえば、座右の銘はありますか？

柳田：高校時代から変わらず「自分らしく」です。それより前は、周りの意見を気にしすぎることが多くて。何か一つ、自分の中で掲げて生きていきたい、と思ったときに、この言葉を選びました。

Q.そうしたことで試合中のマインドに影響は？

柳田：自分の力を一番発揮するために自信を持って行動に移す、そのプロセス自体も「自分らしい」部分だと考えています。自分のプレーに責任を持てるからこそ、表現は難しいですが「自分のやりたいようにできる」ようになりました。

 

＜柳田選手×戸嵜選手 クロストーク！＞                                                    

――柳田さんと戸嵜さん、2人のお互いの距離感はどういったものですか？

柳田：練習意外で絡むとすれば、チームの食事会ぐらいかな。

戸嵜：マサさん（柳田）が3つ年上ですからね。僕が駒澤大学1年生の時にマサさんが慶應義塾大学4年生で。試合で対戦したときに、僕がサーブで相手を崩すこと（サーブをうまくレシーブできずに、攻撃の体勢をつくれない状態）ができたのですが、コートのかなり外から上がってきた難しいボールを、マサさんが打ちこんだ一発は今でもはっきりと覚えています。

柳田：さすがに覚えてないな……（笑）。戸嵜は高さが武器で、それは対戦相手のときから抱いていた印象です。守備も熱心に練習してチーム全体のレベルを引き上げてくれているし、今は同じ仲間そして同じポジションとして、僕が引っ張るよりも、一緒に走っている、くらいの勢いを感じます。

柳田将洋 選手［東京グレートベアーズ］

 

Q.試合に勝ったときや、ご自身へのご褒美はありますか？

柳田：うーん、もちろん勝ったらうれしいし、負けたら悔しいですけど……。たとえ結果が出なくても、頑張ったというプロセスがそこには絶対あるので。自分のルールとして「月曜日に好きなものを食べる」などはありますが、試合に負けたからといって「今回は無し」とはなりません。勝っても負けても、好きなものを食べて次のエネルギーにします。

Q.好きな食べ物は？

柳田：お寿司は好きですね。社会人になって、自分の給料で食べにいけるようになってから、ますます好きに。好きなネタは、イカです。

Q.月曜日はお寿司を？

柳田：お寿司もそうですし、ステーキとかは夜に。リーグ戦の期間は月曜日が大抵オフなので、食事が楽しみの一つになっています。ですが、ケーキなど甘いものは食べません。

Q.普段の食事は？

柳田：食が細いほうなので、お茶碗一杯分くらいの白ご飯で。あとは、タンパク質を多く摂ることを心がけて、主菜やできるだけ肉や魚などバランスを考えたメニューになります。

Q.オフの日はどんなことをして過ごしていますか？

柳田：ショッピングや食べ歩き、飲食店を探したり……。東京だと、選択肢がめちゃくちゃ多いと感じますね。洋服は定期的に買ったりします。

Q.洋服はどんな系統のものが好みですか？

柳田：こういう系です（撮影時着用していたのはマスタードイエローのスウェットにブラックパンツ）。どちらかといえば落ち着いた感じが好きで。街中で気に入ったものを選んだり、色に惹かれたり。アウトレットで買うときもありますね。

Q.ちなみに、服のサイズは

柳田：僕は身長が186㎝なのですが、大きくてXLサイズ。2XLまではいきません。ブランドによってはLサイズも着れます。

Q.オフの日に夢中になったものはありますか？

柳田：一時期、オフシーズンにゴルフの打ちっぱなしに行ってました。ゴルフはまさに、再現性の塊。「こういう動きだから、こういう結果になる」が明確で、そこを突き詰めることで成長を感じられる点が楽しかったです。

Q.ぜひゴルフウェア特集でご出演いただきましょう

柳田：いざコースデビュー、というタイミングで（バレーボールの）シーズンに入ってしまったので、今は初期化しています。なので、もう少し上手になって、技術が伴ったら、お引き受けできるかと（笑）。

Q.バレーボール以外で、ハマるものはあるんですか？

柳田：いやぁ、ほんとうにないです。見つけたいのですが、もう生活の中にバレーボールがあるので。どうしても、それを超えるものを見つけるのが難しい。数日空いたら、やりたくなってしまうんです。やはりバレーボールが好きなんでしょうね、僕自身。

 

Q.さて、女のコのファッションで好みはありますか？

柳田：久しぶりに、そういう質問を受けますね（笑）。ただ、どうだ……？ 派手めな服装は苦手ですね、おそらく。ふんわり系も、違うな……。難しい!!

Q.例えば、パンツやスカート、ワンピースなど

柳田：どちらでも。でも、自分が一緒にデートに行くときに、短いスカートよりかは長いほうがいいかな。パンツは全然、スタイリッシュでいいですね。ガーリーかボーイッシュの二択なら、ボーイッシュなほうが好きかもしれません。

Q.好みのヘアスタイルは？

柳田：本人がいちばん似合うと思ってデートに来てくれると思うので、それをリスペクトします。

Q.メイクはどうでしょう？

柳田：自然なほうがいいですかね。

Q.パートナーの女のコにも好みがあって、柳田さんにも好みがある。そこは合わせますか？　それともご自身を貫く？

柳田：もう全然、合わせますよ。そこはもちろん。女性の髪形も服装も、その人の好みがいいのではないかと。

Q.ついつい気になる、女のコのしぐさや見がちなポイントはありますか？

柳田：笑顔は見ますね。笑ったときの表情とふつうの顔に、こんな違いがあるんだ、というのはけっこう気にして見ているかもしれないです。全然、大笑いしてもらって構わないですよ。自然に、よく笑ってくれる方がいいですね。

Q.ご自身の好みは昔と比べて変わりました？

柳田：それほど変わってないと思います。ただ学生時代からバレーボールに浸かっていたので、例えば、女性タレントの誰かのファンだったり、好きなアイドルグループなどはとくだんなかったと言いますか、それほど興味を持とうとしていなかった部分はあるかもしれません。

Q.試合当日や試合中に、ファンの方々に撮影してもらえたらうれしい“自分のこの瞬間”を挙げるなら

柳田：よく撮ってもらっているなと感じるのは、サーブを打つ瞬間や点を決めた場面です。僕自身はサーブを強みにしているので、そこを撮ってもらえるとうれしいです。

Q.インタビューは以上になります。今回は「sweetweb」の取材でしたが……。

柳田：僕自身、女のコのどういう服装が好き？と聞かれても、考えたことがなかったので。言語化した経験がない分、新鮮でした。新境地ですね。

 

続いて！ もっと知りたい戸嵜選手の素顔を直撃！

明るいキャラクターでチームメートにもファンにも親しまれる戸嵜さん。アスリートである一方、実は生粋の“オタク”気質なのは有名な話。だからこそ、好みがはっきりあるようで…。

Q.さっそくですが、オフの日の過ごし方は？

戸嵜：アニメを見たり、美味しいものを食べたり……最近は実家の犬と散歩に行くこと。これが一番癒されます。飼っているのはシュナイザーとトイプードルのミックス、シュナプーなんです。4歳の男のコでほんとうにかわいいですよ。名前は「空」と書いて、クウと読みます。僕の名前に「山」が入っていて、弟の名前にはさんずい編が使われていて「海」のイメージなので、陸・海とくれば、次は空だなと。ただ、食欲がすごくて、今では「食」のクウになっています（笑）。

Q.アニメ好きでお馴染みの戸嵜さんですが、最近ハマっている作品はありますか？

戸嵜：放送や配信されている作品は追っていますが、グレートベアーズをスポンサードしていただいているMAPPAさん制作の「呪術廻戦」は好きですね。ご覧いただけました？ チームの事務所の壁に、五条悟のイラストを描きました（戸嵜さんのSNSを要チェック!!）。

Q.作品で惹かれるポイントは？

戸嵜：絵がきれいですよね。映像も好きなんですけど、僕は声優さんも好きで。なので、チームのホームゲームで声優さんがスペシャルゲストとしていらっしゃると、めちゃくちゃテンション上がっています。セット間に登場されても、僕たち選手は控室に戻っているので、それが悲しくてたまらない。ですが、試合を終えてから一緒に写真撮影していただけるチャンスもあって、その写真は大切に保存しています。

Q.アニメ好きになった背景はどのようなものでしたか？

戸嵜：小学生の頃から「ドラゴンボール」や「金色のガッシュベル!!」などアニメを見ること自体は好きだったんです。絵を描くのも好きで。でも、そんな自分に気づいてなかった。実のところ、中高生の頃は「オタクってダサない？」なんて斜に構えていました。ですが大学生になって、乃木坂46オタクの友人から“普及活動”を受けているうちに「自分の好きなものを好きと言っていんだ」と気づくことができました。すると、生きやすくなりましたね。飾らない、素の自分はこれだ、って。

 

＜戸嵜選手×柳田選手 クロストーク！＞                                                      

Q.柳田さんと戸嵜さん、それぞれルーティンはありますか？

戸嵜：僕は試合前に髪の毛をバシッとセットします。自分の中で“人に見てもらうモード”に切り替えるんです。普段は髪の毛を下ろしているのですが、上げることで自己肯定感も高まる気がして。

柳田：それは大事だよね。僕はコレと決めているわけではなくて。所属チームによってシーズンごとに環境が変わる中で、そこでやっていく所作が自然とルーティン化していくんです。例えば、アリーナに入ったら、こんな段取りでアップして、このタイミングでサポーターをつけて、次にシューズを履いて……という具合に。なので、毎シーズン違うと思います。ただ、靴ひもを左から結ぶのは癖ですね。

戸嵜：マサさんがかっこいいこと言うから、僕のが全然しようもなく見えるじゃないですか（笑）。

柳田：そんなことないよ。バッシバシに決まっているな、って見ているもん。

戸嵜：試合中に得点したら、マサさんはみんなの頭をわしゃわしゃしてくれるんですけど、僕だけにはやってくれない。触りたくないんだろうな、って。

柳田：いやいや、たまたまだから（笑）。でも、されたくないでしょ？

戸嵜：うれしいですよ!!　ただ、そのあとにまたちょっと整える必要が……。

戸嵜嵩大 選手［東京グレートベアーズ］

 

Q.好きなものを好き、と言う戸嵜さんが、人生で影響を受けたキャラクターはいますか？

戸嵜：悪い意味で影響を受けたのは、漫画の「NARUTO」に出てくるサスケです。小学生の男のコって憧れがちじゃないですか。で、こじらせる（笑）。サスケが甘いもの嫌いだから、自分も本当には甘いもの大好きなのに「嫌いです」とか言っていた時期もありましたからね。今思うと、ほんとうに恥ずかしい～。

Q6.そんな過去もお持ちということですが、ご自身の座右の銘は何ですか？

戸嵜：社会人になるときから「選んだ道を正解にする」が座右の銘になっています。というのも、それまでの僕はどちらかといえば「こうやれ」「ああやれ」と言われたことに従っていました。結局は、その人のせいにしたり、それが逃げ道になってしまっていて。でも、自分が選んだのであれば、責任を自分で持てるし、後悔も少ないなと感じて、この言葉に決めました。今の自分がやっていることと向き合って、その先に正解がある、それを正解にしよう、とポジティブな生き方を心がけています。

Q.となると、例えば試合中にミスしてしまったときは、どのようにマインドを切り替えるのですか？

戸嵜：それがね……引きずってしまうタイプなんです（笑）。ミスしても「次の1点だ」と切り替えるようにしますが、「（ミスした）あの1本を決めていればなぁ」って。試合が終わってからも考えてしまいます。けっこう周りの目に敏感なので。ポジティブな感じを出していますけど、内面はネガティブなんです。ただ、寝たら忘れるかもしれません。明日は明日の風が吹く、というスタンス。ミスした日はとことん引きずりますけど、次の日にはリセットできていますね。

Q.逆に、いいプレーをしたときのご褒美はありますか？

戸嵜：そこは特になくて。というのも、いい結果でも悪い結果でも「頑張った」「しっかりと戦った」と自分の中で自分をほめているので、試合のあとの食事はいつもご褒美です。焼肉、寿司、ハンバーグ…。お子様ランチに出てくるようなメニューが僕も好きなんですけど、ちょっとリッチにして味わうようにします。

Q.さて、女のコのファッションの好みを聞きましょうか

戸嵜：女性の外見で、特別こういう人が好み！っていうのはないんです。強いていうなら、シンプルな服装をしてる女性には、清潔感と知性を感じるかな.健康的な色気を感じさせてくれる女性は素敵ですね。

Q.理想とする身長もそれなりに？

戸嵜：女性が低身長でも高身長でもどちらでも全然気になりません。ただ、僕が191cmなので、それを許容してくれる方でないと難しいですよね（笑）。

Q.ヘアスタイルはどうですか？

戸嵜：服装と同じでシンプルな感じが好きかもしれません。無造作なポニーテールとかショートカットも好きだし、要するに、似合っていればなんでも可愛いです！

Q.ついつい見がちな、女のコのしぐさやポイントはありますか？

戸嵜：スタイルをキープされている方は、本当に努力家なんだろうなと尊敬します。僕は、たまにチートデーが欲しくなっちゃいますけど（笑）。

Q.女のコのメイクはどうですか？

戸嵜：ナチュラルに近い感じが好きですね。

Q.ちなみにデートのとき、ご自身は髪型をバシッと決めていく？

戸嵜：いや、前髪は上げないです。あれはやっぱり試合のときだけで。

Q.パートナーの好みに合わせる？

戸嵜：全然、合わせますね。「こうして!!」と言われたら、喜んで「はい、やります!!」って。だって自分に何が似合うかも全然わからないですし、それなら女性目線のほうがおそらく自分に合っていると思うので。チームの撮影でも、僕の感覚ではこの写真がいいな、と思っても、女性目線だと別の写真、というケースが多くて。「あ、違うんだ」といつも勉強になります。

 

Q.チーム内でよく絡むメンバーは誰ですか？

戸嵜：基本的に年下の選手、（山田）大悟や笠利（真吾）、柳町（逸太）、亀山（拓巳）、五頭寛大……割とみんなと仲良く過ごしています。特に五頭は最年少ですし、本人も末っ子気質なので、こっちも「教えなきゃ」「かわいがりたい」と思って接しています。

Q.そんな仲間たちに“普及”したいコンテンツはありますか？

戸嵜：やっぱり「呪術廻戦」とか。実は僕、ラブコメも好きで。それを（大学の後輩でもある）大悟に話すと、すごく微妙な顔をされるんですけどね（笑）。なので、相手に合わせて、普及したいなと。

Q.恋愛ものだと、どんな展開が好きですか？

戸嵜：思いっきりピュアなのがいいです。僕自身の恋愛観もそうで。デートの回数を重ねて、花火大会で手をつないで、最後に結ばれる、みたいな展開に憧れますね。

Q.インタビューは以上になります。素の戸嵜さんにご登場いただきました！

戸嵜：オタクデートに付き合ってくれる人がなかなかいないので、男性女性問わず、我こそは！という立候補してくれる方、お待ちしてます。

V.LEAGUE（Vリーグ）とは

…バレーボールの国内最高峰リーグに位置づけられ、男女計57チームが参加。男女とも上位からV1、V2、V3と3つのカテゴリーに分けられ、東京グレートベアーズはトップカテゴリーのV1を戦う。各チームには、クラブを運営する企業の社員もいれば、プロとして契約・活動する選手もいる。

 

＜MASAHIRO YANAGIDA PROFILE＞

柳田将洋

1992年7月６日、東京都江戸川区出身。７歳からバレーボールを始め、東洋高校時代に「全国高等学校バレーボール選抜優勝大会」で優勝を飾るなど脚光を浴びる。慶應義塾大学を卒業後はＶリーグのサントリーサンバーズに入団。プロ転向後はドイツやポーランドの海外リーグでプレーした。日本代表でもキャプテンを務めた経験があり、昨年はアジア競技大会で銅メダル獲得に貢献。ポジションはアウトサイドヒッター。

Instagram：＠masahiro.8.0706

X（旧Twitter)：＠y_masaaaa_yk

＜TAKAHIRO TOZAKI PROFILE＞

戸嵜嵩大

1995年6月14日

東京都西東京市出身。中学1年生からバレーボールを始めるが、中学時代に歩行障害を伴う難病を発症。治療を経て競技に復帰し、駒澤大学高等学校、駒澤大学でキャリアを積む。大学を卒業後は東レアローズ、VC長野トライデンツに在籍したほか、2022年にはインドネシアに渡り、自身初となる海外のリーグでプレーする。ポジションはアウトサイドヒッター。

Instagram：＠zastozaki

X（旧Twitter)：＠zastozaki

＜WRITER PROFILE＞

坂口功将

ライター。大学時代に“取材して伝える”ことの虜になり、「月刊バレーボール」（日本文化出版）を経て、2024年から独立。読者の心が動く原稿を書けるように現場を駆け回る。スポーツ界のユニフォームに深い造詣を持ち、所持数はゆうに100枚を超えるコレクターでも。

 

衣装協力／ZEGNA