総合格闘技PRIDEのスターとして招かれたマーク・ケアーが、こんな側面をもっていたとは……と驚かされることばかりの本作。「格闘家のパートナーは、その格闘家の一番近くにいるのにサポートするチームからは疎外されてるんですよ」とか。

「本当に意外なことでした。ドーン本人に会って話を聞いたとき、マークとドーンそれぞれが孤独に感じていたことを知って驚きました。だって、彼が試合で勝っても負けても彼女は必要とされるのに、試合の2週間前には家を追い出されるのよ。ドーンにとってそれがどれほど寂しいことか。しかも、格闘家は試合が近づくと次第にプレッシャーが高まり、ときに感情的になったり暴力的になってしまうこともある。リングの外で起きる暴力と、それを受け止めなければならなかったドーンを表現することができたのは、私にとっての幸せでした」

本作でゴールデン・グローブ賞最優秀助演女優賞候補になったエミリー。ファンタジー、アクション、SF、ヒューマンドラマ、コメディ、となんでもこなす彼女、次は何をしたい?

「⼀緒に仕事をしてみたい監督はたくさんいますし、どんな役でもやりたいんですけどね。個人的には歴史ものが好きなんですよ(笑)。19世紀を舞台にしたドラマ『The English』に出演してすごく気に入っていますし、幼いころから母と一緒に観ていたのは『シェーン』のような西部劇。とはいえ、今やるなら現代的なテイストで女性を描いた時代劇がいいですね」