インタビュー フェルザン・オズペテク

インタビュー フェルザン・オズペテク

70年代ローマの衣装工房の群像劇、それに現代イタリアでそれを演じようとしている女優達の2パートが同時進行するこの物語。冒頭、監督本人が出演者達を束ねるシーンから始まります。

「食卓を囲んで出演者やスタッフがみんなで食事をしながら打ち合わせや台本の読み合わせをするんですが、あれは僕の仕事ではいつもやっていること。じつは最初は僕が監督役で出演する予定ではなかったんですが、僕が監督業とは別にスタンダップコメディをしていることを知った脚本家などスタッフに“これはあなたの話なんだからあなたが演じるべきだ”と諭されまして(笑)。それでいつものプロジェクトのキックオフシーンをやってみたんですよ。ピザとか美味しそうでしょ?(笑)」

マジでうまそうです……(始まってすぐ分かります)。しかも、オールロケ。食卓があるパティオも70年代の衣装工房、おまけに登場する名作の衣装も本物!

「衣装工房はローマにある今は使われていない元大使館の建物を借りてセットを作りました。そこにヴィスコンティの『山猫』に出てくるドレスなど、本物の衣装をたくさん配置したんです。この作品が成功したのは優秀なコラボレーターがいたおかげですね」