奇跡の繋がりを通じて分かる見えない優しさに満たされる

齋藤飛鳥 マイクロスパイ・アンサンブル
ベルトつきブラウス ¥506,000、スカート ¥363,000、タイツ ¥93,500 ※参考価格(全てヴァレンティ)、リボンモチーフつきパールネックレス ¥238,700、6連パールネックレス ¥781,000 ※参考色、シューズ ¥181,500(全てヴァレンティノ ガラヴァーニ/全てヴァレンティノ インフォメーションデスク)

読んでいてちょっぴり心が沁みるような“優しさ”“幸せ”を感じるこの作品。ここ最近の連載では、少しヘビーな内容の作品を取り上げることも多かったので……(笑)、ぜひオススメしたいと思って選びました。

この作品は、絡み合うふたつの物語が同時に進んでいくのですが、スパイの話は一見壮大なスケールの内容に思えつつも、身近に感じられるような人間み溢れる描写が盛り込まれていたり。もう一方の物語では失恋したばかりの社会人一年生・松嶋くんが最初は頼りないけどその成長していく様子に愛くるしさがあったり。そんな、全く異なる人生のふたりが交わっていくような伏線回収の心地よさがなんとも素晴らしく爽快感があります。別々の世界に見えるけど実は繋がっていて、自分のしたことが何気なく誰かの救いになっていたり、その巡りが大げさではなくて本当にあるかも……と思えるようなシーンに魅了されました。

その優しい世界観を今回クリエイティブで表現。すごく楽しそうに笑うわけではないけれど、ほんの少しポジティブな空気感を纏えるように佇まいや表情、仕草を工夫して撮影。光の感じもいいニュアンスで重なり、まるで異国へと繋がる扉の出現を思わせるような写真の雰囲気に仕上がりました。