ファッションやビューティ、日ごろ気になっていることを、紗栄子が素敵な写真と共に日記感覚で綴る「LE JOURNAL」。今回は、【花】について。花を毎日の生活に取り入れて楽しんでいる“紗栄子流”の花の愛で方とは。

紗栄子が昔から大切にしているもの


毎日、花を感じたくて


東京で花のある暮らしをすること。これは、幼いころの私がずっと憧れていた生活。花って、たっぷりの愛情を注いであげないと、あっという間に儚く枯れてしまうから。花を慈しむ余裕のある大人になりたいと思ってきた。

上京以来ずっとがむしゃらに頑張り続けてきたけれど、ふと足をとめて振り返ってみたら、いつの間にか花を毎日の生活に取り入れて楽しめるようになっている自分に気がついたの。あのころ憧れていた大人に少しは近づけている気がして、嬉しかった。

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16歳。上京したての私の毎日に花はなかった

衣装はスタイリスト私物

小さいころからずっと、花が身近にある環境で育ってきた。家ではいつも母が素敵な花を生けていたし、それが当然なんだと思ってた。そんな環境がとても尊いものだったんだって気がついたのは、16歳のとき。上京したての私は、日々の仕事に打ち込んだり、東京の暮らしに慣れることにいっぱいいっぱいで、正直心の余裕なんてなかった。余裕がないとお花って育てられないものだから、そのときの私の毎日に花はなかったの。

新天地での暮らしにも徐々に慣れて仕事も軌道にのってきてから、少しずつ花を楽しめる余裕が出てきた気がする。自分用に花を買って帰るのはもちろん、あらゆる節目のタイミングで積極的に人に花の贈り物をするようになったし、行きつけの花屋さんもできた。


花選びは、そのときの旬と自分の気分で直感的に

衣装はスタイリスト私物

好きな花はたくさんあるの。四季を感じる花も好きだし、芍薬、ガーベラ、ランのようなボリュームのある花も好き。頼りなげにひっそり咲いている一輪花にも魅力を感じる。

花選びは、そのときの旬と自分の気分で直感的に行うことが多いかな。花屋さんによって取り揃えている花の種類が全然違うから、新しい国や場所に行く度に花屋さんをのぞくのも私の楽しみのひとつ。


花を愛でる余裕がある人のまなざしは優しい

デニムオーバーオール¥15,000(JANTIQUES)、その他はスタイリスト私物

私が花を愛でるようになったのは、宮崎に住んでいるおばあちゃんの影響も大きい気がする。おばあちゃんは自分の家のお庭に、椿や梅などの植物をたくさん植えて大切に育てていたの。彼女はいつも、一番身近にいる愛するおじいちゃんのことを献身的に支えていて、関わる人全員にとてもとても優しく接することができる人。そんなおばあちゃんは、昔から私にとって女としての永遠の憧れ。だから自然と、おばあちゃんが大好きな花にも興味が向いていったんだと思う。

花を愛でる余裕を持ってる人のまなざしはとっても優しい気がするな。私は今東京とロンドンに拠点を置いて暮らしているけれど、宮崎に戻ったときおばあちゃんの家の、花に溢れたお庭を見ると、すごくほっとするし優しい気持ちになれるの。植物がくれるエネルギーってすごいんだなあって、実感してる。

紗栄子の生きる理由、頑張れる理由


マインドのスイッチを切り替えるとき、花の香りって大切


花の魅力って、可愛らしい見た目ももちろんだけど、香りの要素も大きいと思う。私はオンオフによって香りを使い分けてる。オンのスイッチを入れるときはバニラ。バニラの甘い香りを浴びると、よし頑張ろう!ってからだの隅々がゆっくり目覚めていく感覚。

オフのスイッチを入れるときはカモミールやラベンダー。お風呂やベッドルームをこの香りで満たして、からだや心がリラックスできる環境を作っているの。マインドのスイッチを切り替えるときに、花の香りってとても大切なキーワードだと思うな。

紗栄子がガチ愛用中の香りグッズ

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photo_YASUTOMO SAMPEI
styling_MAKIKO ITO
hair&make-up_MIFUNE[SIGNO]
model_SAEKO
edit_SATOKO ISHIKAWA[vivace], FASHION BOX
sweet 2019年7月号

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