【Aぇ! group・小島健】殺し屋役・英語・アクション……初挑戦尽くしのドラマで掴んだ新境地とは【sweet webインタビュー】

自分なりに振り切って」殺意を表現
──殺し屋役・全編英語セリフ・アクションシーンと、初挑戦が盛りだくさんだったと思います。演じるうえで難しかったことはありますか?
本当に全部が初挑戦だったので、全部が難しかったです。英語は英語でもフィリピン英語だったので、発音や舌の位置が独特で慣れるまで苦労しました。「F」を「P」で発音したりするんですよ。
──日本語のお芝居とは違う難しさもありそうですね。
そうですね。そもそも普段は言わないようなすごい内容のセリフばかりだったので、余計に難しかったです(笑)。2行以上は「途中で噛んだらどうしよう……」と不安でした。でも、本番に向けて練習する時間をしっかりいただけたのがありがたかったです。リモートや対面でレッスンを受けたのですが、先生が現場にも来てくださって。撮影後やリハーサル後に「もう少しこういうふうに言ったほうがいいよ」と細かくアドバイスしてもらいました。「練習しすぎてもよくない」とも言われましたね。グラニソはフィリピンから来た設定なので、英語が上手すぎるとリアルじゃないそうなんです。タガログ語も習ったのですが、早口言葉みたいでさらに難易度が高かったです。
──アクションシーンはスタントなしに加え、銃・ナイフ・素手の三刀流でした。見事な身のこなしでしたが、練習期間は2〜3日だったそうですね。
そうですね。最初はミット打ちや素振りのような基礎練習から始めて、アクションの動きを一つひとつ教えていただきました。ナイフは「とにかく触ることが大事だから」と、自宅に持ち帰らせてもらって。鏡を見ながら持ち方や動きを確認していました。もちろん本物ではなく、ゴム製の練習用ですけど(笑)。ナイフのシーンは、当てるか当てないかの塩梅に苦戦しました。「当てたらダメだけど、当てなすぎても絵にならないし……」みたいな。素手は素手で、相手と距離が近くなるぶん怖くなる。その難しさもありましたね。
──爆発シーンも本格的でした。
僕が関わる爆発シーンはかなり派手でしたよね。爆破は一つひとつ準備に時間もお金もかかりますし、自分がミスをすると撮り直しのためにセットを組み直さないといけない。「一発で決めなあかん」とめちゃくちゃ緊張しました。でも、その緊張感が作品のヒリヒリした空気感につながった気がします。
──「26歳の今だからこそのグラニソ」というお話がありましたが、劇中では彼のバックボーンや性格は多く語られません。ご自身は、役作りでどんなことを意識していましたか?
殺意を出すことですね。グラニソは「こんなバックボーンがあったんだよ」「自分をわかってほしいんだよ」というようなキャラクターではないんです。そういった背景は演出でおしゃれにちょこちょこと描かれているので、自分は同情を誘うのではなく、プロの殺し屋としてしっかり任務を遂行することに振り切りました。
──殺意の表現はどう掴んでいきましたか?
できていたのかはいまだにわかりません。自分の中ではできる限りのことはしたけれど、それがどう見えているかは、作品を観てくださる皆さんに判断してもらえたら。自分としては、表情はもちろんですけど、アクション一つひとつにも理由を持たせることを意識しました。「ここをこうすれば相手を仕留められる」「だからここを狙う」というように、動きにはそれぞれ理由があるんです。アクション監督と細かく話し合いながら作り上げたので、そういった部分からグラニソの殺意が伝わったら嬉しいです。
──ためらいなく相手を仕留める姿が印象的でした。
それでも最初は「優しい」とダメ出しされていました(笑)。相手が痛くないようにしようとすると、撮り直しになっちゃうこともあって。なので逆に思い切りやって、終わった後に「すみません」と謝っていましたね。最終的には、自分なりに振り切って演じられたと思います。
PROFILE

KEN KOZIMA
小島健(Aぇ! group)
1999年6月25日生まれ、大阪府出身。Aぇ! groupのリーダーで愛称は「こじけん」。2024年5月15日にシングル「《A》BEGINNING」でCDデビューを果たす。親しみやすいキャラクターで支持を集め、ファッションモデルや俳優としても活躍。出演作にドラマ「帰ってきたらいっぱいして。」(2023年)、映画『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』などがある。「あっちこっちAぇ!」(ABCテレビ系毎週土曜深夜0:30〜)、「Aぇ! groupのQ&Aぇ!」(フジテレビ系毎週火曜深夜0:15〜)にレギュラー出演中。
- Instagram : https://www.instagram.com/kozzy.s_boss/?hl=ja








