モデルとしてはもちろん、数々のドラマや映画への出演が続く玉城ティナちゃん。デビューしてからの12年、その圧倒的ビジュアルと抜群の存在感で多くの人を魅了し続けているティナちゃんに、マインドの持ち方や今のお仕事についてたっぷりと語っていただきました♡

――以前SNSへの向き合い方について語られているのを見て、強靭なメンタルの持ち主だなと感じたのですが、辛いこと、悲しいことがあったり、ストレスが溜まったりした時は、どんな風に自分を落ち着かせてバランスを取っていますか?

自分ではそんなことはないと思うんですけど(笑)。
でも、なんかこの人って叩いてもめげないんだなって思われてた方が、人の心理的に攻撃されないと思うんですよね。

例えば私の場合、強気でわざと自分の持ってるキャパシティよりも2、30%多めに盛って媒体で話したりしていると、いつの間にかそれが本当になってきたりするなって。

あと、そもそも辛いこととか悲しいことって絶対にあるものだし、じゃあ常にハッピーな人が一番美しいかって言われたら、それだけでもないような気がしています。いろんな面というかいろんな感情を知ってた方が、女優としてもモデルとしても役に立つことは多いのかなと思っているので。

目の前の質量以上には落ち込まないですけど、でも事実として傷ついたときは、それはその重さのまま受け止めるようにしてます。自分の中で増やさない、減らさないみたいな。

 

――確かにティナちゃんって冷静沈着なイメージです……!それはいつも心がけているから?

うーん、若い時からこういう感じだったんで……(笑)。でも(メンタルが)安定してるように見えているなら嬉しいです。
そこまで全部を共有しすぎる必要もないのかなとは思っているので、バランスを自分の中で決めてるのかもしれないですね。

 

――いろいろな経験をしてだんだんとそういう考え方になった?

はい、やっぱりだんだんですよね。10代の時なんて何も知らないし、 目の前にあることをこなしていくのに精一杯で時間が過ぎていってたので。でも20歳ぐらいには自分のメンタルをある程度維持できるようになってましたね。

 

――緊張することってありますか?緊張したときの対処法があればぜひ教えてください!

私、出ないんだよなぁ~顔に……。でも実際はわき汗びしょびしょですよ(笑)。
バラエティーとかも最初すごい苦手だったので、だからもう水色のシャツとかグレーの服とか着れなかったです(笑)。

でも私の場合は、意識をすごく遠くに持っていってカメラから見た自分を想像していると、今喋っているのは私だけど他人だなみたいな感じがしてくるので、緊張している自分を客観視するとかですかね。

あと、周りの人たちは意外とみんな優しいし、案外助けてくれます!そう思うようにするでもいいんじゃないですかね。自分1人の失敗なんて大したことないって思うので。

――デビューして12年。今までの活動を振り返ってみていかがですか?

どうしてもモデルっていう見られ方があまり好きじゃなくなってしまった時期があって……。18~19歳くらいのとき、女優のお仕事に力を入れていった方がいいんじゃないかっていう、決めつけみたいなものが自分の中にすごく強くあったんですよね。

当時はそんな風にブレていたんですけど、でも根本で表現をするっていう意味ではモデルも女優も全然変わらないし、やっぱり私が一番得意なことってたぶん写真を撮られることなんだなって。

だから今自分の中で二周くらい回って、 やっぱりモデルの仕事が好きだなっていう風に思えているのがすごく嬉しいし、そこは女優と両立していってもいいよねって。いろんなものを見てきて選択してきたからこそ、自分から発信できる精神状態になりました!
そんな私の選択を理解してくれている、マネージャーの皆さんにも感謝しています。

 

――今後ティナちゃんがどうなっていくのか、すごく楽しみです!文字を書くのも得意なイメージなので、作家デビューの可能性も?

頭の中にあるうちは傑作だなって思うんですけど、書き始めてみるとほんとに「なんだこれは!」っていうものばっかりで(笑)。でも30歳までに1冊出せたらいいなと思ってます!

 

――なんでも器用にこなせるティナちゃんですが、自己肯定感は高い方ですか?

うーん、それは特に中身があんまり入ってないからこそどんな色にも見えるし、新しいことでも素直に取り入れられるのかもしれないです。

ある程度自分の見せ方は決めていますし、見てほしいなみたいなところはあるんですけど、特にキャラクターで作ったりとかは全然していないので、多分それが見てくれてる人には伝わってるのかなとは思いますね。

でも、私は全然自己肯定感は高くない!(笑)。高くないからこそ、こういうお仕事を続けられてるんだと思います。みんなで綺麗になりたいよねっていうか、教えてほしいみたいな気持ちがほんとにずっと変わらずあるので。

自分が好きなものを隠さずに生きていたら、みんながそれ、ティナちゃんっぽいねとか言ってくれるようになって、そうなんだって気づく。みたいなことの繰り返しで。

別に特別なことはしてないですけど、せっかく自分として生まれたんだったら、自分をいじめないようにはしようみたいな。それぐらいですね。

 

――ティナちゃんのブレない心の持ち方、sweet読者にもすごく刺さると思います!活躍の幅が益々広がっている印象ですが、今後の目標や新たにチャレンジしたいことはありますか?

今って色んなことをやろうと思えばなんでもできるし、何をやるやらないっていうのがすごく自分に比重が多い時代じゃないですか。だから難しいですよね。

自分がそこまでマメじゃないので、商品プロデュースとかできてる人ってすごいなって本当に思います。

ただ役も出会いですし、もちろん媒体も出会いなので、あまり決めすぎずにいろんなことにチャレンジしながら、色々と変化しつつ大人の女性像、なりたい女性像に近づけたらいいですね。いつまでやれるか分からない仕事なので。モデルのお仕事も女優のお仕事も頑張ります♡(笑)。